お米が出来るまでの流れ

3月

ハウス準備

育苗をするためのハウス、ビニールの準備をします。冬の間、雪の重さで曲がったハウスのパイプや、穴のあいたビニールを補修しながら行います。
あきたこまちの、まだ小さな苗を守る家となるハウスなので、雨や風、保温など、考えながら作っています。

育苗土準備

4月

種まき

芽出しした種を準備していた育苗土の入った箱にまいて、ハウスに並べます。並べた後は寒さから守るため、シルバーシートで保温します。

育苗

いよいよ育苗の開始です。昔から、「苗半作」といいい、苗作りの良し悪しで、その年の稲作の半分が決まるといわれるほど大事な作業です。
温度管理、水管理、天気、病害虫、湿度、風、全てに気を配ります。
私事ですが、この時期は、少しやせます。

耕うん

一方、田んぼでは、米糠発酵肥料の登場です。
肥料をまいて、トラクターで耕うんします。
その年の土の状態で耕うんの仕方を変えます。

5月

育苗

ハウスの中では苗もだいぶ成長し、田んぼにいく準備を始めます。

しろかき、整地

田んぼでは、しろかきをしながら、平らに整地します。整地は、今後の水管理や草取りのためにも、重要な作業です。

水管理、田まわり

田植え後からすぐに水管理が始まります。
元気な稲に育てるため、田んぼの水を増やしたり、減らしたりといった水管理をします。
水は漏れていないか、水は全てに行きわたっているか、毎日全ての田んぼをまわって確認します。
こまめな水管理が稲の健全な成長を促します。

6月

除草

まだ、小さい稲は雑草に負けてしまうため、田植え後2週間くらいしたら、除草剤をまきます。

草取り、草刈り

稲が元気に育つ一方、雑草も大きくなってきます。
雑草に土の栄養をとられないように、また、病害虫がつかないように、草取り、草刈りをします。

7月

みぞきり

水の排水をしやすくするため、田んぼの稲と稲の
間にみぞを入れます。

草取り、草刈り

追肥

7月

出穂(しゅっすい)

稲の花が咲き、穂が出てきます。

草刈り

カメムシやイナゴがつきにくくするため、畦畔の草刈りを徹底します。

草取り

取りきれなかったヒエをとります。

7月

稲刈り

稲が黄金色になり、いよいよ稲刈りが始まります。
コンバインがここぞとばかりに、はりきります。

収穫、稲乾燥、籾すり選別

刈り取られた籾はすぐに乾燥します。乾燥仕上がった籾は、籾すり機で殻をとり、玄米となり、そこからまた選別機で選別されます。
(1.90の網使用)

明きょ

稲刈り後の田んぼは明きょを掘り、来年のため、排水を促します。

米の検査

米の検査を受け、等級が決まります。

11月

暗渠排水作業

田んぼを深く掘り、パイプをいれ、田んぼの排水をしやすい状態にします。重機を使い、大がかりな作業となりますが、特別栽培米基準の良い土づくりのためには、大切な作業です。
細かなところは、全て人力で行います。雪も降ってくる季節ですので完全防寒です。

12月

格納庫、機械、掃除点検整備

使用した重機や、機械、格納庫などきれいに掃除します。
来年のため、何回も念入りに行います。

特別栽培米申請

農業公社に特別栽培米の申請を提出します。


1,2月

除雪作業

カテゴリ一覧

ページの上に戻る